議員宿舎(ぎいんしゅくしゃ)は、地方選出国会議員の在京生活を保障し、議員の職務を円滑に遂行するために設置されている寮施設である。宿舎の使用料は国家公務員宿舎法に準じて各施設毎に異なる。原則として東京23区に自宅を所有する議員は入居できない。
衆議院議員宿舎
| 宿舎名 |
所在地 |
戸数 |
階数 |
間取り |
設備 |
家賃 |
参考文献 |
| 新赤坂宿舎 |
港区赤坂 |
300戸 |
地上28階 |
3LDK |
食堂、会議室、社交室、医務室、駐車場、家具等 |
9万2127円 |
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| 旧赤坂宿舎[1] |
港区赤坂 |
150戸 |
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2LDK |
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| 九段宿舎 |
千代田区富士見 |
125戸 |
地上9階 |
3LDK |
食堂、冷暖房、温水 |
約5万5000円 |
[2] |
| 青山宿舎[3] |
港区六本木 |
40戸 |
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| 高輪宿舎[3] |
港区高輪 |
131戸 |
地上11階・
地下1階 |
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参議院議員宿舎
| 所在地 |
戸数 |
階数 |
間取り |
設備 |
家賃 |
参考文献 |
| 清水谷宿舎 |
千代田区 紀尾井町 |
地上7階 |
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| 麹町宿舎 |
千代田区 麹町4丁目 |
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清水谷宿舎は、老朽化を理由に、東側に高層16階建て、3LDK(約80平米)の所帯用の新清水谷宿舎の移転計画が進められていた。これに対し、地元からは「建築反対」「建築賛成」の両意見が出されている。建築反対派は、予定地は、紀尾井町の名の由来である紀州藩邸跡で、奇跡的に江戸時代から残った美しい自然林もあり、史跡・自然を保護するべきであると主張している。一方、建築賛成派は、周辺地域は江戸時代は武家屋敷、商人屋敷が立ち並んでいた地であり、反対運動を行っている住民の居住地も、大半が古くからの家屋敷跡であり、自らも自然を破壊して居住しているのだから、建築に反対するなら、まずは住民自らが範を垂れ、自ら住居を取り壊して屋敷跡を復元するべきと意見している。また、上述のように実態は地元vs地元の争いであるが、賛成派のバックには建設業者及びそれを支援する国会議員が、反対派のバックには、「地元vs地元」の争いを「住民vs国家行政」の争いに転嫁しようとしている付近住民及びそれを支援する都行政がおり、住民・行政・マスコミを巻き込んだ大騒動となっている。なお、当初2007年7月の着工が予定されていたが、2008年7月現在、着工には至っていない。 議員以外にも、外国から帰国した外務省職員(外交官)などが一時的に居住する場合もある。
問題点
- 都心の一等地にありながら、民間相場からかけ離れた家賃の安さ(月額9万2127円で入れる新赤坂宿舎の場合、近隣で同じ広さの賃貸住宅の民間相場は月額約50万円である)には批判が集まっている(注:国会議員は議員活動を円滑に進め、また、東京から遠い地方を地盤とする議員にも配慮は必要で、また有事の際の国会の緊急召集などを考慮しなければならないため、宿舎の存在自体に批判があるわけではない)。
- 港区の新赤坂宿舎が2007年4月1日から入居開始となった。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「民主党議員はあの宿舎に住まない」と発言し、これに対して自民党の中川秀直幹事長から「あの議員宿舎の建設には民主党も賛成している」と猛反発を受け、鳩山幹事長は先の発言を撤回している。これらの事態を受けて、2007年4月3日には自民党の逢沢一郎衆議院議運委員長が入居を促す異例の談話を行なっている。現在の入居者数は、自由民主党156人、民主党58人、公明党23人、日本共産党8人、社会民主党3人、国民新党3人、無所属4人である。
- 新赤坂宿舎に関して、2007年4月23日の衆議院決算行政監視委員会において、新党大地の鈴木宗男は「家賃が月9万2127円という安さが問題だ」としている。
- 参議院新清水谷議員宿舎に対して苦情を言った地元住民らの個人情報を参院事務局が議員宿舎建設に賛成する地元町会幹部らに提供していたことが判明した。
- また、議員宿舎に対して議員を送り迎えするドライバーたちがエンジンを付けっぱなしにし駐車違反にならないように車内で待機していることが多く、地元住民からの苦情が多い。
日本国外の例
外国では議員宿舎の事例として、ロシア、中国が存在するが例は少ない。フランスでは議員宿舎の代わりに住宅手当が支給されている。台湾ではワンルームタイプの議員宿舎が存在する。
脚注
- ^ 旧赤坂宿舎は、新赤坂宿舎へ変更された。
- ^ 議員宿舎について - 金子哲夫ウェブサイト
- ^ a b 新赤坂庁舎建設に伴い、売却予定 [1]
関連項目